年末調整 期限過ぎとるやないか!!

皆さん、こんにちは。

弊社では今年も会社様から年末調整の代行業務を頂きまして、ありがとうございました。
殆どの会社様が無事に完了し、残っている企業様もじきに終わりますのでもうしばらくお待ちくださいませ。

最近は2箇所から給与をもらっているサラリーマンや不動産業や特技を生かした副業をされている方も少なくありません。
そういう方は年末調整をしつつ、3月には確定申告を行っている方もいるでしょう。

では、そもそもが、年末調整と確定申告ってなんなの?というお話を今日はしたいと思います。

基本は納税申告→つまり確定申告!

サラリーマンであろうが、事業主であろうが、基本は「確定申告をしましょう」という事になっているんです。

確定申告は、1月1日から12月31日までの所得を確定する申告のことを言います。

サラリーマンの場合、収入から収入の中から経費とみなす給与所得控除をされ、さらに、社会保険料控除、生命保険料控除、配偶者控除、基礎控除など様々な控除をして、税額を確定します。これが確定申告。

でも、サラリーマンが3月の税務署に押し寄せてやってきて、申告を行った日には、税務署は長蛇の列。
朝はオープン前からディズニーかパチンコ屋か分からないくらいに並び、季節が季節だからうっかりしたら税務署の前の花見をしながら並んでいるかも知れませんねぇ・・・そうなったら税務署の職員も大変なので、そこで出てくるのが「源泉徴収」。

源泉徴収の役割

会社員や公務員など給与所得者は、所得税や社会保険料などを予め給与や賞与から天引きされ、会社が本人の代わりに納税をします。
これを源泉徴収と言います。

これをやることによって、給与取得者は納税のし忘れもなく、納税資金を取っておく心配もなくなります。
国や自治体にとっては納税がちゃんとされるので安心です。

しかしながら、本来なら受けられるはずの様々な所得控除(生命保険控除、配偶者控除など)がここでは計算されていないため、課税所得が確定しません。課税所得が確定しないと税率も税額も確定しないため、正確な金額ではありません。

そこで登場するのが「年末調整」です。

年末調整の役割

年末調整では、1年間の確定した収入に対して、支払った社会保険料や生命保険料を控除したり、配偶者控除や扶養控除などを算出して課税所得を確定します。すると今まで概算で支払っていた所得税や住民税との差額が発生!
納税が多かった場合は還付金として12月か1月に返金されます。
逆に足りなくて納税になることもあります。

それが年末調整です。

特に他に申告したい控除がある場合や他に収入がなければサラリーマンの所得税をめぐる申告は年末調整で終わりになります。

サラリーマンでも確定申告が必要になるケース

サラリーマンで給与所得のみで、他に受けたい控除がない場合は年末調整で終わりになりますが、下記の場合はサラリーマンでも確定申告が必要になります。

  • 2か所から給与をもらっている
  • 副業をしている
  • 不動産収入がある
  • 給与以外にも収入がある
  • 医療費控除を受けたい
  • 雑損控除を受けたい
  • 住宅ローンの初年度で住宅ローン控除を受けたい
  • その他税額控除を受けたい
  • ふるさと納税を6か所以上で行った
  • ふるさと納税でワンストップ特例を使わなかった
  • 年末調整で受け忘れた控除があって控除したい

一つでもある場合は確定申告を行う必要があります。

確定申告を行うとふるさと納税でワンストップ特例を使っていたとしてもすべて無効になります。
その場合は確定申告で再度、寄付金控除の欄でふるさと納税の申告を行う必要がありますので、寄付金証明はなくなさないようにしましょう。万が一失くしてしまった場合、寄付を行った市区町村に連絡をすると再発行してもらえることもあります。

特に注意が必要なのは、医療費控除を受ける場合。
年末に大きなけがや病気になって急遽、医療費控除を受けるようになることもあるので、ふるさと納税の基礎知識として知っておくといいでしょう。(ちなみに、私の夫が医療費控除を受けるのにもかかわらず、ふるさと納税のワンストップ特例を受けてて証明書を捨てて面倒なことになりました。経験者は語る・・・めんどいから寄付金証明は捨てない方がよいかと思います。)

まとめ

年末調整と確定申告の違いはご理解いただけたでしょうか??

サラリーマンであっても確定申告は必要になるケースもあります。
これを読んで、「あーしまった!確定申告が必要だった!」と気づいた場合、
納税の場合は今すぐやったら延滞税も少なくて済むかもしれませんし、還付の場合は今やればお金が返ってきます。

サラリーマンの確定申告はご自身でも簡単にできますし、少し待ち時間が発生してしまうかもしれませんが、税務署に行けば丁寧に教えてもらえます。

税務署の職員は思っているよりもとても丁寧で親切な方が多い印象です(少なくても区役所の納税課のおっちゃんより丁寧だった!)

でも、2月3月の貴重な土日を確定申告に使いたくない方は税理士に頼むのもありです。
弊社と提携している税理士法人YFPクレアでは、サラリーマンの確定申告もやっているのでぜひご相談ください。

年末調整代行 | 経理・記帳代行サポートオフィス

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投稿者プロフィール

越尾
越尾営業部
入社5年目。
営業として、お客様のニーズのヒヤリング、契約を実施。
その中で、ウェブマーケティングをしっかりしたほうが
売上に直結する!と思い、一念発起して勉強!
今ではウェブ集客、ウェブを使った求人を担当。
当初より66倍ウェブから集客を行っている。
このスキルをお客様にも役立てたい!と思い、
お客様のコーポレートサイトやリクルートサイトの制作も行いたいと画策中!
プライベートでは、一児の母をしており、マネーフォワードを使って家計をきっちり管理。収支のバランスには厳しい一面がある。

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