経理代行会社に依頼している方が増えている中で、経理代行会社に依頼をしたのに上手くいかなかったということも増えています。
せっかく経理代行会社に依頼したのに上手くいかなかったら、それはもう残念ですよね。。。失敗をしない為にも、今回は経理代行会社に依頼をする際の注意ポイントをお伝えさせて頂きます。
このコラムでわかること
- 経理代行の依頼で失敗する事例
- 経理代行会社に依頼するときに注意すること
こんな人にオススメしたい
- 経理代行会社に依頼をしようと考えている方
- どんなことを代行依頼したらいいのか決めかねている方
【経理代行を依頼したのに上手くいかなかった3つの事例】
せっかく経理代行会社に代行を依頼したのにうまくいかなかった事例として、特に多い事例がこの3つです。
➀経理代行会社に資料を送るのが上手くできない
②経理代行会社に依頼をするより自社で対応した方がスムーズにできる
③早い納品や突発的な対応をして欲しい
まずは、どうしてこのような失敗が起きてしまうのかを見ていきましょう。
経理代行会社に資料を送るのが上手くできない
例えば、記帳代行のサポートをする際には領収書を送って頂く必要がありますが、金額と会社名しか記載していない領収書が届くことがあります。
このような領収書ですと、何に利用したのかが分からない為に会計ソフトに入力するのが難しくなってしまいます。
その為、何をどのような目的で購入したかの確認をする必要があり、お客様のお時間も頂いてしまいます。
同様に、給与計算をさせて頂く際にはお客様の給与規定等が分からないと給与計算もうまくできません。
経理代行をスムーズに対応する為には、必要な資料を整えて送って頂く必要があります。
経理代行会社に依頼をするより自社で対応した方がスムーズにできる
極端な例として、記帳代行を依頼するのに仕訳件数が月に1~数件だけの場合、資料を送る手間とお客様が直接会計ソフトに入力する手間を比べれば、お客様が直接会計ソフトに入力をした方が早いですし楽な場合が多いです。
また、ネットバンキングでの振込代行でも、殆どの経理代行会社はネットバンキングの設定までしか対応していないかと思います。
その為、振込情報を経理代行会社に教えて、経理代行会社が設定してくれた情報を確認して、お客様に支払を確定して頂くので、それならばお客様ご自身で対応した方が楽と言う場合もあります。
このように、経理担当者の負担軽減のために代行を依頼したのに、結局負担が変わっていない・むしろ負担が増えているという事態に陥ってしまうこともあります。
経理代行会社に依頼をする前に、必要なサポートについてしっかりと確認すれば防げる事故ですので、事前確認をしておきましょう。
早い納品や突発的な対応をして欲しい
「資料を渡して1~2日で対応して欲しい」「イレギュラーな内容を当日に依頼をして翌日までに対応して欲しい」といった内容の場合、経理代行会社では対応できない場合が多いです。
経理代行会社内でダブルチェック等の体制をきっちり行っていることが多く、どうしても時間がかかってしまうためです。
イレギュラーな案件が多い内容や期間が短い内容については、お客様ご自身で対応できる様にするか、余裕のあるスケジュールに変更して代行を依頼するか、という方法をとっていただく方が上手くいく場合が多いです。
【失敗しない為には】
失敗しない為には経理代行会社の方と相談しながら進めて頂くのが一番良いですが、早く委託先を決めないといけない場合は、確認事項が疎かになり失敗してしまう場合が多いです。
急がれている場合でも下記の3点は注意してください!
~経理代行の失敗を防ぐ為に確認して欲しい3つのポイント~
➀業務委託にあたって、お客様ご自身が対応しなくてはいけない事は何か
②期間が短すぎる等、スケジュールに問題が無いか
③お客様ご自身で対応したほうが効率的な業務を依頼しようとしていないか
これらのことさえ確認しておけば、経理担当の負担がかえって増えてしまう等の事故もかなり減り、経理代行会社を有意義に活用できます。
手痛い失敗を避けるためにも、ぜひ確認をしてみてください!
【まとめ】
全てを経理代行会社に依頼すれば上手くいくというわけではありません。
お客様ご自身が対応された方が上手くいく内容もありますので、経理代行会社に依頼をする前には、こちらの内容を参考にして頂き、「経理代行依頼を失敗しない」ように選定して頂ければと思います。
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初回面談のヒヤリングを担当。
お客様のニーズをしっかりと聞き出し、より良いサービス、よりご満足頂ける方法、より経営がしやすい方法をご提案しています。
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